新年明けましておめでとうございます。
2020年以降、新型コロナウイルスにより生活が一変してからというもの、この2年間は未来への展望が見えづらい状況が続いてきたものと思われます。コロナ禍以前は、東京への一極集中・地方の人口減少に歯止めがかからない状況が続いておりました。しかし、ウィズコロナの今、以前よりはデジタル化が進み、働き方やライフスタイルの変化が移住やワーケーションの機会をつくるなど、地方にとってはある意味でチャンスと言える状況に変化してきています。 産業にかかわるキーワードでは、デジタル通貨、シェアリングエコノミー、データセンター、フィンテック、スマートファクトリーなどデジタル関連のものが目立っています。さらに、他の分野として企業経営では、DX(デジタルトランスフォーメーション)戦略、オンラインサロン、雇用ではリスキリング(DXのための職業能力の再開発)、社会・文化ではデータサイエンス教育、eスポーツ、少子・高齢化ではオンライン服薬指導といったように様々な分野でデジタル関連が登場しています。
昨年は、デジタル庁が発足し、進まないと言われていた日本でもデジタル化がようやく前進してまいりました。皆様もまさにデジタルと無縁の分野はどこにもないことを感じられたのではないでしょうか。
さて、ジュエリー業界においては、ライブチャット販売が好調で身近なものになってまいりました。また、オンライン販売やZOOMなどのアプリを活用した接客も定着し、積極的にビジネスに取り入れて動き出した企業が急増いたしました。
私たちデジタルジュエリー®協会は、北海道から沖縄まで全国29社が加盟するオーダーメイドジュエリーのプロフェショナル集団です。私たちは、これまでもいち早くデジタルを駆使して、デザイン・提案・製造・販売を実現しており、非対面販売が一般的になっていく時代の先々を予想し、行動してまいりました。既に、大型店舗を複数構え、良い商品を品揃えして待っていればお客様が来店されるという時代は終わりました。そして、これまで当たり前だったことが普通ではなくなりました。その変化がこれからのスタンダードへと確立された今、新たなビジネスの在り方を考えなければなりません。
デジタルジュエリー®協会は、変化に対応でき、ピンチをチャンスと捉えて行動・実践できる人たちの集まりです。私たちだからこそ発信できること、提供できることを2022年も常に研究し、存分に発揮し、社会にインパクトを与えてまいります。
本年もジュエリー業界の発展とお客様の更なる感動のために、デジタルジュエリー®協会として私たちだからこそできる事を実践してまいる所存でございますので、引き続き皆様からのご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
変化にいち早く対応できる組織であるために
人々の生活が変わっていくと、その変化に対応するために企業は変革を求められます。この変化を一早く感じ取り、対応しているのがデジタルジュエリー®協会であります。なぜ、私たちは素早く変化に対応し続けることができるのか?その大きな理由には、組織体制があります。今、急成長を遂げている企業の多くは組織が従来のピラミッド組織ではなく“フラットな組織”です。従来の組織の多くはピラミッド型であり、トップから年初に方針説明を受け、機能的にその実現を目指していく形が多かったと思います。それに対して、デジタルジュエリー®協会は、共通ビジョンのもと自発的に様々な可能性を秘めたプロジェクトが生まれやすい組織であります。協会に所属しているメンバーは、それぞれが一国一城の主であります。メンバー企業では、数多くのプロジェクトが存在し、その一つひとつが創意工夫された施策です。メンバー間での成功事例をはじめとする情報をシェアすることにより、さらに多くのプロジェクトが生まれやすい組織だからこそ、お客様からの支持を得る確度が高くなると考えます。
私たちは、業界の新時代を牽引しているジュエリーのプロフェッショナル集団です。(2022年1月現在、全国29社が加盟)
業界の新時代を牽引するプロフェッショナル集団として
“新しいものを恐れずに学ぶ”あなたは、決心して行動できていますか?デジタルジュエリー®を自社の強みにするためには、3Dキャド・3Dプリンタの使い方は勿論ですが、これをどうジュエリービジネスに活かすかを学び、理解し、身に付け、行動する必要があります。3Dキャド・プリンタの操作だけであればどこでも学べます。しかし、一番重要なのは、「常にお客様の視点で見ることができ、感動体験が実現できるジュエリービジネスを展開できるか?」であると考えます。キャドの操作はできるけれども実践で役に立たないというお話を多く耳にします。デジタルジュエリー®協会は、そのノウハウを学び、スキルを修得したメンバーがデジタルジュエリー®をフル活用して感動体験を提供し、お客様をどれだけ幸せにできるか、どれだけお客様のお役に立てるかを真剣に考えているジュエリー業界の新時代を牽引するプロフェッショナル集団です。
一国一城の主の集いだからこそトップ自らが率先して行動する
デジタルジュエリー®協会のメンバーは、時代の変化を認識して自社の改革を決意し、経営者自ら学ぶ姿勢をお持ちの素敵な方ばかりが集っています。やはり、トップが自ら率先して行動しているということが大切であると思います。どんな会社もトップは重責で、様々な案件に対応し、忙しいと思いますが、その中で時間を作り、人任せにせずに積極的に行動しているトップがいる会社は、どんどん進化していきます。トップが率先垂範で動くことは、決定スピードが早くなるだけではなく、組織に緊張感も生まれ全体的なスピードアップに繋がると確信しております。
2022年1月1日 元旦
デジタルジュエリー®協会
会長 齋藤 繁喜